旅行好きに合うクレジットカードは、旅行スタイルによって選ぶべき1枚が大きく異なります。
国内旅行か海外旅行か、マイルを優先するかホテル特典を重視するかによって、ポイント還元率や付帯保険、ラウンジ利用などの恩恵に差が生まれます。
旅行好きのクレジットカード選びで注目したい主なポイントは次のとおりです。
- 旅行スタイル(国内・海外・マイル・ホテル)ごとに異なる最適カードの選び方
- 年会費と旅行特典のバランス、ポイント還元率の実質的な差
- 2枚持ちによる特典の組み合わせ方と候補カードの比較
旅行保険の補償範囲や適用条件はカードによって異なるため、渡航先や旅行頻度に応じた確認が必要です。
この記事では、旅行好きがカードを選ぶ際の判断軸から、国内・海外・マイル・ホテル別のおすすめカード、年会費無料の選択肢、2枚持ちの組み合わせ例まで詳しく解説します。
【総合ランキング】旅行好きにおすすめのクレジットカード TOP7

まず、旅行好きに特におすすめのクレジットカードを総合ランキング形式で紹介します。旅行保険・ラウンジ・マイル還元率・ホテル特典・コスパのバランスを総合的に評価しています。
ランキングは「多くの旅行スタイルで恩恵を受けやすいか」を基準にしています。自分のスタイルに特化した選び方は、後半の各セクションで詳しく解説します。
🥇 第1位:三井住友カード ゴールド(NL)

- 年会費:5,500円(税込)/年間100万円利用で翌年以降永年無料
- ポイント還元率:0.5〜7.0%(対象店舗でスマホのタッチ決済利用時)
- 旅行保険:海外・国内旅行傷害保険 最高2,000万円(利用付帯)
- 空港ラウンジ:国内主要空港+ハワイ(ホノルル)ラウンジ無料
- こんな人におすすめ:国内旅行が中心で、年会費を抑えながら基本的な旅行特典をすべて揃えたい人
年間100万円以上の利用で翌年以降の年会費が永年無料になり、さらに毎年10,000ポイントが還元されます。実質的にゴールドカードの旅行特典(空港ラウンジ・旅行保険)をコストを抑えて享受できる可能性があり、コスパ面で多くの旅行好きに支持されているカードです。国内主要空港のラウンジが無料で使え、旅行保険も海外・国内ともに付帯しています。
🥈 第2位:楽天プレミアムカード

- 年会費:11,000円(税込)
- ポイント還元率:1.0〜5.0%(楽天市場利用時など)
- 旅行保険:海外旅行傷害保険 最高5,000万円(自動付帯)
- 空港ラウンジ:プライオリティ・パス(年会費無料)付帯/2025年1月以降は年間5回まで無料、6回目以降はUS$35/回
- こんな人におすすめ:年会費を抑えながら海外ラウンジ(プライオリティ・パス)を年数回利用したい人、楽天経済圏を活用している人
年会費11,000円でプライオリティ・パス(通常年会費約7万円相当・US$469)が付帯するカードとして、コスパの高い海外ラウンジカードとして広く知られています。海外旅行傷害保険が自動付帯(最高5,000万円)なのも大きな魅力です。なお、2025年1月以降はプライオリティ・パスの無料利用が年間5回までに変更されており、6回目以降は1回あたりUS$35が必要です。また、会員証はデジタル(アプリ提示)に変更されています。楽天トラベルとの組み合わせでさらにポイントが積み上がります。
🥉 第3位:マリオットボンヴォイ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード

- 年会費:82,500円(税込)※2025年8月21日以降の新規申込・切り替えより
- ポイント還元率:マリオット系ホテルで6pt/100円、通常3pt/100円
- 旅行保険:海外・国内旅行傷害保険付帯
- ホテル特典:年間400万円以上利用で無料宿泊特典(1泊最大75,000ポイント分)付与、シルバーエリート会員資格自動付与(年15泊相当として加算されゴールドエリートへの到達が早まる)
- マイル交換:JAL・ANAを含む40社以上の航空会社マイルへ移行可能(有効期限なし)
- こんな人におすすめ:マリオット系列ホテルに年複数回泊まる人、マイルとホテルポイントを両立したい人
年会費は高めですが、ホテルステイを重視する旅行者に選ばれているカードのひとつです。マリオット・リッツカールトン・シェラトン・W Hotelsなど世界中の系列ホテルでポイントが高還元で貯まり、無料宿泊特典・シルバーエリートステータス(年15泊相当として加算)が付帯します。貯めたポイントはJAL・ANAマイルを含む40社以上のマイルに有効期限なしで交換できる点も特徴のひとつです。なお、年会費は2025年8月21日以降の新規申込・切り替えより82,500円(税込)となっています。
第4位:セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード

- 年会費:33,000円(税込)/初年度無料
- ポイント還元率:JALマイル換算で最大1.125%
- 旅行保険:海外・国内旅行傷害保険付帯
- 空港ラウンジ:プライオリティ・パス(無制限・無料)付帯
- こんな人におすすめ:海外旅行が多くJALマイルも貯めたい人、プライオリティ・パスを回数制限なく使いたい人
プライオリティ・パスが回数制限なし・無料で付帯するカードとして評価が高く、年会費33,000円(初年度無料)でプラチナ級の旅行特典が揃います。JALマイルへの還元率も高水準で、海外旅行とマイル積み上げを両立したい人に向いています。
第5位:JCBゴールド

- 年会費:11,000円(税込)/初年度無料(オンライン入会)
- ポイント還元率:0.5〜10.0%(JCB優待店利用時など)
- 旅行保険:海外旅行傷害保険 最高1億円(利用付帯)、国内旅行傷害保険 最高5,000万円(利用付帯)
- 空港ラウンジ:国内主要空港ラウンジ無料
- こんな人におすすめ:国内・海外どちらも旅行し、旅行保険の補償額を重視する人
海外旅行傷害保険が最高1億円(利用付帯)と補償額の大きさが特徴です。国内主要空港のラウンジ無料利用も付帯し、年会費11,000円(初年度無料)というコスト感で国内外の旅行をカバーしたい人に向いています。一定条件を満たすと「JCBゴールド ザ・プレミア」へのインビテーションが届き、プライオリティ・パスへのステップアップも視野に入ります。
第6位:ANA VISAワイドゴールドカード

- 年会費:15,400円(税込)
- マイル還元率:通常0.5%〜、ボーナスマイル込みで実質1.0%前後
- 旅行保険:海外・国内旅行傷害保険付帯(最高5,000万円)
- 空港ラウンジ:国内主要空港ラウンジ無料
- ボーナス:ANA搭乗ごとにフライトボーナスマイル(25%上乗せ)
- こんな人におすすめ:ANAをメイン航空会社として年に複数回利用する人
ANAマイルを効率よく貯めたい人向けの定番ゴールドカードです。ANA搭乗時のボーナスマイルが25%上乗せされ、日常利用でのポイントをマイルに移行することでフライトのコストを実質的に下げられます。ANAを頻繁に利用する方にとって恩恵を受けやすいカードのひとつとして支持されています。
第7位:エポスカード

- 年会費:永年無料
- ポイント還元率:0.5%(基本)
- 旅行保険:海外旅行傷害保険 最高3,000万円(利用付帯)
- その他特典:全国10,000店以上の優待施設・飲食店の割引
- こんな人におすすめ:年会費ゼロで海外旅行傷害保険を確保したい人、旅行頻度が低めで費用を抑えたい人
年会費無料でありながら海外旅行傷害保険が付帯している数少ないカードのひとつです。傷害死亡・後遺障害の補償上限は最高3,000万円(利用付帯)で、コストをかけずに旅行保険を確保したい方の最初の1枚として活用しやすい設計です。旅行頻度が増えてきた段階でより特典が充実したカードへ切り替え・追加する出発点としても使いやすい設計です。
以上がおすすめカードの総合ランキングです。次のセクションからは、旅行スタイル別にどのカードが適しているかを詳しく解説します。
旅行好きがクレジットカードを選ぶときの判断軸

旅行頻度が高い人ほど、カード選びの基準を整理しておかないと「ポイントが十分に貯まらない」「特典を一度も使わなかった」という状況になりやすいです。
- マイル・ポイントの還元率は、旅行での使い方によって実質的な価値が大きく変わる
- ホテル特典・ラウンジ特典など、旅行系の付帯サービスは種類と条件が複雑
- 年会費の高さと特典のコスパは、利用頻度・旅行スタイルで判断が変わる
- 自分のスタイルに合わないカードを選んでしまうことが、よくある選択ミスのひとつ
旅行好きにとってクレジットカードは、単なる支払い手段ではなく旅のコストを抑えるツールです。
カードを自分に合った形で選べば、年間の旅行費用を実質的に抑えながら、ホテルのアップグレードや空港ラウンジの無料利用など、旅の質を高める体験も得られます。
このセクションでは、カード選びの前提となる判断軸を5つの観点から整理します。
マイル・ポイント還元率の見方
還元率は「数字の大きさ」だけで比べるのではなく、ポイントの使い道・交換レート・旅行用途での倍率が揃って初めて、実質的な価値が見えてきます。
- 表面上の還元率が1.0%でも、マイルへの交換レートによっては実質0.5%以下になることがある
- 旅行関連の加盟店(航空会社・ホテル予約サイト)での利用に限り、2〜3倍の倍率が適用されるカードも多い
- ANAマイル・JALマイルなど特定のマイルへの移行を前提にするなら、提携カードかどうかの確認が必要
一般的なポイント還元率の比較では「1.0%が標準、1.5%以上が高還元」とされることが多いですが、旅行用途では「どのポイントに、どのレートで交換できるか」のほうが重要です。
たとえば、1ポイント=1円で使えるカードと、1ポイント=0.5マイルにしか交換できないカードでは、マイル利用者にとっての実質価値は大きく異なります。
また、旅行予約の方法によっても還元率は変わります。
カード会社が提供する旅行ポータル経由で予約すると通常より高い倍率のポイントが付与される仕組みを持つカードがあり、対象となるのは主に「カード会社が運営する旅行予約サイトを経由し、そのカードで決済した場合」です。
同じカードでも使い方次第で年間の獲得ポイント数に差が生まれます。
ホテル・旅行特典の種類と違い
旅行系の付帯特典は「空港ラウンジ」「ホテル優待」「旅行保険」の3種類に大別できます。
それぞれ中身が異なるため、自分が使う場面を想定して選ぶことが大切です。
空港ラウンジ特典は、国内空港のカードラウンジ利用が中心のカードと、プライオリティ・パスなど海外含む有料ラウンジへのアクセスが付くカードで、利便性に大きな差があります。
国内旅行がメインであれば前者で十分ですが、海外旅行を年に数回行く場合は後者のほうが活用機会が増えます。
ホテル優待は、特定のホテルチェーンとの提携による割引・無料宿泊・ステータス付与の3種類があります。
- 割引優待:予約時に一定割合の割引が受けられる(特定の予約サイト経由が条件のことが多い)
- 無料宿泊特典:年会費に含まれる形で年1泊分の無料宿泊券が付与されるもの(例:マリオットボンヴォイアメックスプレミアム)
- ホテルステータス付与:マリオットやヒルトンなどの上位会員資格がカード保有または一定の利用条件を満たすことで得られるもの(例:マリオットボンヴォイアメックスのシルバーエリート、ヒルトンアメックスプレミアムの年間200万円以上利用でダイヤモンドステータス)
ホテルステータス付与は、年間を通じてホテルチェーンを複数回利用する方に恩恵が大きい特典です。
マリオット系列やヒルトン系列のホテルに年に数泊以上する習慣がある場合は、提携カードによるステータス付与が部屋のアップグレード・レイトチェックアウトなどの実質的な優待につながりやすいとされています。
一方、宿泊先がチェーンに偏らない場合や年1〜2泊程度であれば、割引優待や無料宿泊特典のほうが恩恵を受けやすい傾向があります。
旅行保険については、「利用付帯(カードで旅行費用を支払った場合のみ適用)」と「自動付帯(保有しているだけで適用)」の違いを必ず確認してください。
補償金額だけでなく、この条件の違いが実際の安心感に直結します。
年会費が数千円〜1万円台以下のカードは利用付帯が多数派で、年会費が高めのプレミアムカードになるほど自動付帯が採用される傾向があります。(例:楽天プレミアムカードは年会費11,000円ながら海外旅行傷害保険が自動付帯)
自分が選ぼうとしているカードの保険形式は、公式サイトの「旅行傷害保険」欄で「自動付帯」「利用付帯」の記載を確認するのが最も確実です。
年会費と特典のコスパの考え方
年会費が高いカードほど特典が豪華に見えますが、自分の旅行頻度・スタイルと合っていなければ特典を十分に活用できないケースもあります。
| 年会費の水準 | 主な特典の傾向 | 代表カード例 |
|---|---|---|
| 無料〜数千円台 | ポイント還元率高め・旅行保険は利用付帯のみ・ラウンジ特典なしが多い | エポスカード、楽天カード |
| 数千円〜1万円台 | 国内空港ラウンジ・旅行保険(自動付帯)が付くカードが増える | 三井住友カード ゴールド(NL)、JCBゴールド、楽天プレミアムカード |
| 3万円台以上 | 海外ラウンジ・ホテルステータス付与・コンシェルジュサービスが揃う | セゾンプラチナアメックス、マリオットボンヴォイアメックスプレミアム |
コスパを判断するシンプルな考え方は、「年間で使う特典の合計価値 > 年会費」かどうかです。
たとえば年会費が3万円台のカードでも、以下の特典を毎年使い切れるなら十分元が取れます。
- 空港ラウンジ(同伴者1名含む)を年数回利用する
- 年1泊分の無料宿泊特典(相当額が数千円〜1万円超のホテル)を使う
- 海外旅行保険の自動付帯で別途保険に加入しなくて済む
一方、年会費無料〜数千円台のカードでも、旅行ポータル経由での高還元やポイントの柔軟な使い道があれば、年間のポイント獲得額で実質コストを回収できるケースがあります。
月に数万円程度をカード決済に集中させられる場合は、還元率1.5%前後のカードでも年間を通じてある程度のポイント価値を積み上げられるとされています。
旅行好きがやりがちなカード選びの注意点
旅行好きのカード選びには、共通して見られる注意すべきポイントがいくつかあります。
事前に把握しておくことで、自分に合ったカードを選びやすくなります。
特典の豊富さだけで選んでしまうパターン
実際に使う特典かどうかを確認することが大切です。
「国内旅行しかしないのにプライオリティ・パス目当てで楽天プレミアムカードを選ぶ」「マリオット系ホテルを使わないのにマリオットボンヴォイアメックスを選ぶ」というケースが典型です。
カードを選ぶ前に、自分が年に何回・どの特典を実際に使えるかを整理しておくと判断しやすくなります。
マイル移行の仕組みを確認せずに申し込むパターン
マイルを貯めたい場合、カードのポイントをマイルに交換するルートと交換レートを事前に確認することが大切です。
公式サイトの「ポイント移行」または「マイル交換」のページで、以下の3点を確認するのが基本です。
- 移行先の航空会社(ANA・JALなど)が対応しているか
- 移行手数料が発生するか(例:三井住友カード ゴールドNLはVポイントをANAマイルへ移行する場合、移行コースの手続きが必要)
- 1回あたりの移行上限が設定されていないか
年会費を払っているのに特典を使わないパターン
年会費を払い続けているにもかかわらず、付帯特典の存在を忘れて一度も使わないケースは珍しくありません。
カードを選んだ後も、特典の有効期限・利用条件をカード会社の会員ページやアプリで年に1〜2回程度見直す習慣をつけておくと、使い忘れを防ぎやすくなります。
特に旅行保険は「使えると思っていたが条件を満たしていなかった」という事例が多いため、旅行前に付帯条件を確認しておくことをおすすめします。
自分の旅行スタイルを確認する簡易チェック
カード選びを始める前に、自分の旅行スタイルを大まかに把握しておくと、比較の手間が大幅に減ります。
以下の問いに答えながら、自分の優先軸を確認してみてください。
- 旅行の頻度はどのくらいか(年1〜2回 / 年3〜5回 / 月1回以上)
- 国内旅行と海外旅行、どちらがメインか
- 宿泊先はホテル派か、宿泊なし・格安宿派か
- マイルを貯めて特典航空券を取りたいか、それとも現金還元・汎用ポイントを優先したいか
- 空港を使う頻度はどのくらいか(ラウンジ特典の活用可否に直結する)
- 国内旅行メイン×年会費を抑えたい:三井住友カード ゴールド(NL)(年100万円利用で実質年会費無料・国内ラウンジ付帯)
- 海外旅行多め×ラウンジを使いたい:楽天プレミアムカード(年会費11,000円でプライオリティ・パス付帯、年5回まで無料)またはセゾンプラチナアメックス(回数制限なし)
- 海外旅行多め×マイルを貯めたい:ANA VISAワイドゴールドカード(ANAマイル特化)またはJALカード CLUB-Aゴールド(JALマイル特化)
- ホテルステイが多い×上級会員になりたい:マリオットボンヴォイアメックスプレミアム(マリオット系)またはヒルトン・オナーズ アメックスプレミアム(ヒルトン系・年間200万円以上利用でダイヤモンドステータス)
- 旅行頻度は高くない×保険だけ確保したい:エポスカード(年会費無料・海外旅行保険付帯)
自分のスタイルが整理できたら、次は国内・海外それぞれの旅行スタイルに合ったカードの具体的な比較に進みます。
この記事の後半では、上記の方向性ごとに主要カードを並べて比較していますので、気になる方向性のセクションから読み進めてください。
国内旅行好きにおすすめのクレジットカード

国内旅行をより快適にするには、旅行スタイルに合った特典を持つカードを選ぶことが重要です。
- 国内旅行傷害保険の付帯有無で、万が一の備えに大きな差が出る
- ホテルや旅館の優待特典は、宿泊コストを継続的に抑えられる
- 楽天トラベル・じゃらんなどのOTAと組み合わせると、ポイント還元率が実質的に高まる
国内旅行を年に数回以上楽しむ方にとって、カード選びは旅の満足度と費用対効果に直結します。
- コスパ重視で空港ラウンジも使いたい:三井住友カード ゴールド(NL)(年100万円利用で実質年会費無料、国内主要空港ラウンジ利用可)
- 楽天トラベルをよく使う:楽天プレミアムカードまたは楽天カード(楽天トラベル経由でポイント倍率アップ)
- じゃらんをよく使う:リクルートカード(じゃらんでのポイント高還元、年会費無料)
- ホテルアップグレード・朝食優待を活用したい:マリオットボンヴォイアメックスプレミアム(国内のマリオット系ホテルでシルバーエリート特典)
- 年会費無料で保険だけ確保したい:エポスカード(年会費無料・海外旅行傷害保険付帯)またはイオンカードセレクト
保険・優待・ポイントの3軸から、国内旅行に強いカードの選び方を解説します。
国内旅行傷害保険が付帯しているカード
国内旅行傷害保険は、すべてのクレジットカードに付帯しているわけではありません。
海外旅行保険に比べて国内向けの保険を標準搭載しているカードは限られており、意識して選ぶことが大切です。
- 三井住友カード ゴールド(NL):国内旅行傷害保険 最高2,000万円(利用付帯)
- JCBゴールド:国内旅行傷害保険 最高5,000万円(利用付帯)
- 楽天プレミアムカード:国内旅行傷害保険 最高5,000万円(利用付帯)
- エポスカード:年会費無料ながら国内旅行傷害保険付帯(補償額は要確認)
- イオンカードセレクト:年会費無料・国内旅行傷害保険付帯
国内旅行傷害保険には「自動付帯」と「利用付帯」の2種類があります。
自動付帯はカードを持っているだけで保険が有効になりますが、利用付帯はそのカードで交通費や宿泊費を決済することが条件になります。
旅行直前に慌てて調べるのではなく、カード申し込みの時点で補償内容を確認しておくことが実務的に重要です。
補償内容を比較する際は、死亡・後遺障害の保険金額だけでなく、入院補償(1日あたりの給付額)と通院補償の有無を合わせて確認することをおすすめします。
国内旅行中の急な体調不良やケガに備えるなら、入院・通院補償がセットになっているカードの方が安心感があります。
国内ホテル・宿泊施設の優待が使えるカード
宿泊費は国内旅行のコストの中でも大きな割合を占めます。
ホテル優待を持つカードを使えば、割引・無料宿泊・チェックアウト延長などの特典を継続的に享受できます。
- マリオットボンヴォイアメックスプレミアム:国内のリッツカールトン・シェラトン・W Hotels等でシルバーエリート特典(レイトチェックアウト優待など)
- ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード:年間200万円以上の利用でダイヤモンドステータス(朝食無料・スイートアップグレード対象)
- アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード:帝国ホテルなど国内提携ホテルでの優待料金・料飲割引
- ダイナースクラブカード:国内高級ホテルでの会員優待料金・予約サポート
- 三井住友カード ゴールド(NL):Relux・一休.comなどのホテル予約サービスとの連携優待
特定のホテルグループの上位会員資格をカード保有または一定の利用条件で付与するタイプは、年間宿泊がおおむね10泊以上になるほど、年会費を上回る価値を得やすい構造になっています。
楽天トラベル・じゃらんとの組み合わせでポイントを増やす方法
楽天トラベルやじゃらんなどのOTA(オンライン旅行代理店)を活用すると、カードのポイントとOTA独自のポイントを同時に積み上げることができます。
- 楽天トラベル × 楽天プレミアムカード(または楽天カード):SPU(スーパーポイントアッププログラム)でポイント倍率アップ、旅行関連でさらに上乗せ
- じゃらん × リクルートカード:じゃらんポイント+リクルートポイント(Pontaに交換可)の2重取りが可能。リクルートカードは年会費無料で還元率1.2%
- 一休.com × アメリカン・エキスプレス・ゴールド等:コンシェルジュを通じた高級ホテル手配で優待料金を適用できるケースがある
楽天カードを使って楽天トラベルで予約すると、SPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象になります。
楽天グループのサービスを複数利用している方であれば、ポイント倍率が積み上がりやすく、旅行費用に対する実質的な還元率が高まります。
じゃらんとリクルートカードの組み合わせでは、じゃらんポイントとリクルートポイントを並行して貯められる点が特徴です。
リクルートポイントはPontaポイントに交換できるため、旅行以外の日常の買い物にも使いやすいという利点があります。
海外旅行好きが持っておきたいクレジットカード

海外旅行を頻繁にする人にとって、クレジットカード選びは旅の快適さと安心感に影響します。
- 年会費を抑えてプライオリティ・パスを使いたい(年5回以内):楽天プレミアムカード(年会費11,000円、プライオリティ・パス年5回無料付帯)
- プライオリティ・パスを回数制限なく使いたい:セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード(年会費33,000円、回数制限なし・無料)
- 旅行保険の補償額を重視したい:JCBゴールド(海外旅行保険 最高1億円・利用付帯)
- 海外での還元率と手数料コストを抑えたい:エポスカード(海外での優待・為替手数料の低さ)またはリクルートカード(年会費無料・海外でも高還元)
- ホテルと海外ラウンジをまとめて使いたい:マリオットボンヴォイアメックスプレミアム(ホテル特典+マイル交換の両立)
海外旅行傷害保険が手厚いカード
海外旅行傷害保険を選ぶ際に最初に確認すべきなのは、「自動付帯」か「利用付帯」かの区別です。
| カード名 | 補償上限(海外) | 付帯タイプ | 年会費 |
|---|---|---|---|
| 楽天プレミアムカード | 最高5,000万円 | 自動付帯 | 11,000円 |
| JCBゴールド | 最高1億円 | 利用付帯 | 11,000円(初年度無料) |
| 三井住友カード ゴールド(NL) | 最高2,000万円 | 利用付帯 | 5,500円(条件付き永年無料) |
| セゾンプラチナアメックス | 最高1億円 | 利用付帯 | 33,000円(初年度無料) |
| エポスカード | 最高3,000万円 | 利用付帯 | 無料 |
補償内容で特に重要なのは「傷害治療費用」と「疾病治療費用」の上限額です。
海外の医療費は国内と比べて高額になるケースがあり、特に北米やヨーロッパでは数百万円規模の請求が発生することもあります。
海外旅行の頻度が高い方や、医療費リスクが高い地域へ行く方は、ゴールドカード以上のランクで補償額を確認することをおすすめします。
空港ラウンジが使えるカード
空港ラウンジの使いやすさは、「国内ラウンジのみ」か「海外ラウンジにも対応しているか」で大きく価値が変わります。
- 国内線中心の旅行者:三井住友カード ゴールド(NL)またはJCBゴールド(国内主要空港ラウンジ無料。年会費5,500〜11,000円)
- 海外旅行が年に数回・年5回以内のラウンジ利用で十分な方:楽天プレミアムカード(年会費11,000円でプライオリティ・パス付帯、年5回まで無料)
- 海外旅行が多く・回数制限なく使いたい:セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード(年会費33,000円、回数制限なし)
- 同伴者も一緒に使いたい:カードによって同伴者の条件が異なるため、各公式サイトで「同伴者の取り扱い」を必ず確認する
プライオリティ・パスは世界各地の空港ラウンジにアクセスできるサービスで、長距離フライト前の待ち時間を快適に過ごせます。
楽天プレミアムカードのプライオリティ・パスは2025年1月以降、年間5回まで無料となっています。年に5回以内のラウンジ利用であれば「年会費11,000円÷5回=1回あたり約2,200円」という計算で、個別にラウンジ入室料(1回約3,000〜5,000円程度)を支払うよりもコストを抑えられます。6回以上の利用を想定している場合は、回数制限なしのセゾンプラチナアメックス(年会費33,000円)との比較検討をおすすめします。
海外での還元率・為替手数料が有利なカード
海外でクレジットカードを使う際に見落とされがちなのが、外貨建て決済にかかるコスト(海外事務手数料)です。
海外事務手数料が低水準のカードの代表例:
- エポスカード:海外優待施設が充実しており、海外事務手数料も比較的低め
- リクルートカード(JCB):年会費無料・基本還元率1.2%で海外でも還元率が維持される
- 楽天カード:海外事務手数料はかかるが、楽天トラベル利用時の倍率アップで実質コストを補いやすい
手数料が高いカードでポイントを貯めても、手数料分でポイントの価値が相殺されるケースがあります。
たとえば還元率1%のカードで海外事務手数料が2%台であれば、実質的にはコストが上回る計算になります。
マイルを貯めたい旅行好きにおすすめのカード

マイルを効率よく貯めるには、利用する航空会社と自分の消費パターンに合ったカードを選ぶことが前提になります。
- ANAマイルをとにかく効率よく貯めたい:ANA VISAワイドゴールドカード(年会費15,400円、搭乗ボーナス25%・実質マイル還元率1.0%前後)
- ANAマイルをコスト抑えて始めたい:ANA VISA SuicaカードまたはANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)(年会費数千円台)
- JALマイルを効率よく貯めたい:JALカード CLUB-Aゴールド(VISA/マスター)(年会費17,600円、搭乗ボーナス25%・ショッピングマイル・プレミアム込みで実質1.0%前後)
- ANA・JAL両方のマイルに交換できる柔軟性がほしい:マリオットボンヴォイアメックスプレミアム(40社以上のマイルへ有効期限なし交換可能)
- JALマイル×海外旅行保険を両立したい:セゾンプラチナアメックス(JALマイル還元率最大1.125%+プライオリティ・パス回数制限なし)
ANAマイルが貯まりやすいカード
ANAマイルを効率よく貯めたいなら、「マイル還元率」と「搭乗ボーナスマイル」の両方を確認することが選択の基本です。
- ANA一般カード(ANA VISA Suicaカード等):年会費数千円台。年1〜2回程度の旅行でマイルを貯めてみたい方向け。マイル還元率は標準的
- ANA VISAワイドゴールドカード:年会費15,400円(税込)。年に数回以上ANAを利用し、搭乗ボーナス25%+日常利用の両方でマイルを積み上げたい方向け。実質マイル還元率は1.0%前後に
- ANA VISA プラチナプレミアムカード:年会費88,000円(税込)。ANAをメイン航空会社として頻繁に利用し、マイル移行コストを最小化しながら高い還元率(最大3.5%程度)を求める方向け
ANAカードを選ぶ際に確認しておきたいポイントは以下のとおりです。
- 搭乗ごとに加算される「フライトボーナスマイル」の付与率(一般カード10%、ゴールド25%、プラチナ50%)
- 日常利用でのポイントをANAマイルへ移行する際の「移行レート」
- 移行手数料が年会費に含まれているか、別途発生するか(一般カードは年間5,500円の移行手数料が別途必要な場合がある)
JALマイルが貯まりやすいカード
JALマイルを貯めるなら、JALカードシリーズの中から「ショッピングマイル・プレミアム」の加入有無を軸に選ぶと整理しやすいです。
- JALカード普通カード(VISA/マスター/JCB):年会費2,200円(税込)。入門向けでマイル還元率は標準的(ショッピングマイル・プレミアム加入で0.5%→1.0%へ)
- JALカード CLUB-Aゴールドカード(VISA/マスター):年会費17,600円(税込)。搭乗ボーナス25%・国内外ラウンジ利用・ショッピングマイル・プレミアム込みで実質1.0%前後のマイル還元率
- JALアメリカン・エキスプレス・カード:年会費6,600円(税込)。海外での利用に強く、トラベル関連の付帯サービスが手厚い
JAL便の利用頻度が高い方ほど、カードランクを上げることでボーナスマイルの付与率が高まり、年間獲得マイル数に差が出やすくなります。
マイル移行レートと移行手数料の確認ポイント
マイル特化カードを選ぶうえで、見た目の還元率だけでなく「移行レート」と「移行手数料」を必ず確認することが大切です。
移行レートの確認ポイント
カードのポイントをマイルへ移行する際、1ポイント=1マイルではないケースが多くあります。たとえば「2ポイント=1マイル」の場合、見た目の還元率が1.0%でも実質のマイル還元率は0.5%になります。
各カードの移行レートは公式サイトの「ポイント移行コース」や「マイル移行」の項目に記載されているため、申し込み前に確認することをおすすめします。
移行手数料の確認ポイント
移行手数料は、カードによって「年間定額制」「1回ごとの従量制」「上位カードなら無料」など、仕組みが異なります。
- ANA一般カード:マイル移行に年間5,500円の手数料が別途必要な場合がある(カード種別によって異なる)
- ANA VISAワイドゴールドカード・CLUB-Aゴールドカード以上:移行手数料が年会費に含まれる傾向が高い
- マリオットボンヴォイアメックスプレミアム:ポイントのマイル移行に手数料不要で有効期限なし
ホテル特典を活かしたい旅行好きにおすすめのカード

ホテルステイを旅行の中心に置くなら、カード選びによってホテル体験の内容が変わります。
- マリオット系ホテル(リッツカールトン・シェラトン・W Hotels等)を利用する:マリオットボンヴォイ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(年会費82,500円、シルバーエリート自動付与・無料宿泊特典・マイル交換)
- ヒルトン系ホテル(ヒルトン・コンラッド等)を利用する:ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(年間200万円以上利用でダイヤモンドステータス付与・朝食無料対象)
- 特定ブランドに縛られず国内高級ホテルを幅広く使いたい:アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード(帝国ホテル等優待)またはダイナースクラブカード
- 年会費を抑えてホテル優待も使いたい:三井住友カード ゴールド(NL)(Relux・一休.com等の優待連携)
マリオットボンヴォイアメックスの特典と評価
マリオットボンヴォイアメックス(プレミアム)は、世界最大級のホテルグループ「マリオットボンヴォイ」と連携したカードです。
- 年間400万円以上の利用+年会費継続で、1泊最大75,000ポイント分の無料宿泊特典が付与(2026年3月改定後)
- 入会と同時にシルバーエリート会員資格が自動付与。さらに年15泊相当として加算され、ゴールドエリート(年25泊)への到達が早まる
- マリオット系ホテル(リッツカールトン・W Hotels・シェラトン等)でのポイント高還元(100円あたり最大6pt)
- 貯まったポイントはANA・JALを含む40社以上のマイルに有効期限なしで交換可能
- プライオリティ・パスは付帯なし(空港ラウンジは対象カードではない)
年会費82,500円(2025年8月21日以降の新規申込・切り替え)は高めの水準ですが、マリオット・リッツカールトン・シェラトン等に年数回宿泊する方にとっては、無料宿泊特典1泊分だけで年会費相当の価値を得られるケースもあります。また、マイルとホテルポイントを1枚で両立したい方にとっても特徴的な1枚です。
ヒルトン系カードの特典と評価
ヒルトン系カードは、ヒルトン・オナーズプログラムと紐づいたカードで、ヒルトン系列ホテルを頻繁に利用する方に向いています。
- スタンダードカード:ゴールドステータス自動付与(朝食サービス・客室アップグレード対象)
- プレミアムカード:年間200万円以上のカード利用でダイヤモンドステータス付与(スイートアップグレード対象・ラウンジ無料利用・朝食無料)
- ヒルトン系列ホテルでのポイント還元率が高倍率に設定されている
- プレミアムカードは年間一定額(目安として150万円前後)以上の利用で無料宿泊特典が付与されるとされることが多い(公式サイトで最新条件を要確認)
ヒルトン・オナーズのダイヤモンドステータスは通常であれば年間50泊以上(2026年1月改定後)が必要ですが、プレミアムカードで年間200万円以上を利用することで取得できる点は、ヒルトン系ホテルを活用する方にとって大きな特徴です。ヒルトン・コンラッド・ダブルツリーなどヒルトン系列ホテルに年に数回泊まる習慣がある方にとって、検討しやすいカードのひとつとして評価されています。
国内ホテル優待が充実しているカード
海外ホテルよりも国内旅行が中心という方には、国内ホテルチェーンとの提携特典が充実したカードが適しています。
- アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード(年会費39,600円):帝国ホテルなど国内提携ホテルでの料飲割引・優待料金宿泊
- ダイナースクラブカード(年会費24,200円):国内高級ホテル・旅館での会員優待料金・コンシェルジュを通じた予約サポート
- 三井住友カード ゴールド(NL)(年会費5,500円・条件付き永年無料):Relux・一休.comとの優待連携あり。年会費を抑えたい方向け
- JCBゴールド(年会費11,000円・初年度無料):JCB GOLD Service Club Offによる国内ホテル・旅館の割引優待あり
「自分が年間で最も多く利用するホテルブランドはどこか」「年間のホテル利用額はどの程度か」を起点に、年会費と照らし合わせて検討するのが、判断の手がかりになります。
年会費無料で旅行特典が使えるクレジットカード

旅行特典はほしいけれど、年会費の負担はできるだけ避けたい——そう考える方に向けて、コストを抑えて旅行メリットを活用できるカードの選び方を整理します。
- 海外旅行傷害保険を無料で確保したい:エポスカード(年会費永年無料・海外旅行傷害保険 最高3,000万円・利用付帯)
- じゃらんでポイントを貯めたい・年会費無料:リクルートカード(年会費無料・基本還元率1.2%・じゃらんとの相性良好)
- 楽天経済圏で旅行を予約することが多い:楽天カード(年会費無料・楽天トラベルでのポイント倍率アップ)
- イオン系スーパーも使う・国内旅行保険も欲しい:イオンカードセレクト(年会費無料・国内・海外旅行傷害保険付帯)
- 学生で旅行保険と海外優待を使いたい:エポスカード(18歳以上・学生申し込み可・申し込みしやすい設計)
旅行保険付きで年会費無料のカード
年会費無料でも、海外旅行傷害保険が自動付帯または利用付帯で備わっているカードがあります。
| カード名 | 年会費 | 旅行保険補償上限(海外) | 付帯タイプ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| エポスカード | 永年無料 | 最高3,000万円 | 利用付帯 | 海外優待10,000店舗以上・キャッシュレス診療対応 |
| リクルートカード | 永年無料 | 最高2,000万円 | 利用付帯 | 基本還元率1.2%・じゃらんとの相性良好 |
| 楽天カード | 永年無料 | 最高2,000万円 | 利用付帯 | 楽天トラベルでポイント倍率アップ |
| イオンカードセレクト | 永年無料 | 最高500万円 | 利用付帯 | 国内旅行傷害保険も付帯・イオン系で高還元 |
年会費無料カードで旅行保険を活用するなら、補償内容の比較に加えて「利用付帯か自動付帯か」を必ず確認してください。
利用付帯の場合は、航空券・ホテル・ツアーパッケージなどの旅行代金をそのカードで決済することが保険適用の条件になります。旅行前の支払い方法を意識するだけで保険が有効になるため、手間はそれほど大きくありません。
一方、スキューバダイビングや登山など特定のアクティビティを伴う旅行や長期滞在では、適用除外や補償上限に達するリスクがあるため、有料カードや別途保険との組み合わせを検討する価値があります。
学生でも持てる旅行向けカード
学生向けクレジットカードの中にも、旅行特典が充実したものがあります。収入が限られる学生でも申し込みやすい審査設計になっており、卒業後もそのまま一般カードへ切り替えられる点も使い勝手のよさにつながります。
- エポスカード:18歳以上・学生申し込み可。年会費永年無料・海外旅行傷害保険付帯・海外優待10,000店以上。学生の最初の1枚として活用しやすいカード
- 楽天カード(学生):18歳以上・学生申し込み可。年会費無料・楽天トラベル利用時にポイント倍率アップ・海外旅行保険付帯(利用付帯)
- ANA JCBカード(学生用):年会費無料・ANA便搭乗でマイルが貯まる。学生のうちからマイルを貯め始めたい方向け
- JALカード navi(学生専用):在学中は年会費無料・JALマイルが高還元で貯まる学生専用カード。卒業後は一般カードへ切り替え
学生向けカードは卒業・就職を機に上位カードへ自動切り替えまたは申請切り替えができる設計のものが多くあります。将来的にマイル系カードや上位旅行カードへステップアップしたい場合は、同じカード会社のラインナップを確認しておくと移行がスムーズです。
旅行好きにおすすめのカード比較表と2枚持ち組み合わせ

各旅行スタイルに合ったカードを一覧で確認し、2枚持ちの具体的な組み合わせまで把握できるセクションです。
旅行スタイル別カード比較表(年会費・還元率・主な特典)
| 旅行スタイル | おすすめカード | 年会費の目安 | ポイント・マイル還元率の目安 | 主な旅行特典 |
|---|---|---|---|---|
| 海外旅行×マイル重視 | ANA VISAワイドゴールド/JAL CLUB-Aゴールド | 15,400〜17,600円 | 実質マイル還元率1.0%前後 | マイル移行・ラウンジ・旅行保険 |
| 海外旅行×ラウンジ重視 | 楽天プレミアムカード(年5回以内)/セゾンプラチナアメックス(回数制限なし) | 11,000〜33,000円 | 1.0〜1.125%前後 | プライオリティ・パス・旅行保険自動付帯 |
| ホテル重視(マリオット系) | マリオットボンヴォイアメックスプレミアム | 82,500円 | ホテル利用で最大6pt/100円 | 無料宿泊・シルバーエリート・マイル交換 |
| ホテル重視(ヒルトン系) | ヒルトン・オナーズ アメックスプレミアム | 66,000円 | ヒルトン系で高還元 | 年間200万円以上利用でダイヤモンドステータス・朝食無料 |
| 国内旅行×コスパ重視 | 三井住友カード ゴールド(NL) | 5,500円(条件付き永年無料) | 0.5〜7.0% | 国内ラウンジ・旅行保険(海外・国内) |
| コスパ重視・旅行頻度低め | エポスカード/楽天カード/リクルートカード | 無料 | 0.5〜1.2% | 海外旅行保険(利用付帯) |
重要なのは「年会費に対して、自分がどの特典をどれだけ使えるか」という実使用ベースの試算です。
マイル重視+ホテル特典の2枚持ち組み合わせ例
マイルとホテル特典を1枚のカードで完結させようとすると、どちらも中途半端になりやすいです。2枚に役割を分担させることで、それぞれの強みを活かしやすくなります。
- 1枚目:ANA VISAワイドゴールドカード(年会費15,400円)→ 日常の決済とフライトのマイル積み上げ専用
- 2枚目:マリオットボンヴォイアメックスプレミアム(年会費82,500円)→ ホテル予約はこちらに集約・シルバーエリート特典を活用
- 役割分担:フライト・日常決済は1枚目、ホテル宿泊は2枚目に集中させることで両方のポイント・マイルを積み上げやすくなる
- 1枚目:JALカード CLUB-Aゴールド(年会費17,600円)→ JALマイルを日常利用とフライトで積み上げ
- 2枚目:楽天プレミアムカード(年会費11,000円)→ プライオリティ・パス(年5回まで無料)として海外ラウンジを活用
- 合計年会費:約28,600円で、マイル積み上げ+海外ラウンジ利用(年5回まで無料)が実現する
年会費無料カード+プレミアムカードの2枚持ち組み合わせ例
- 1枚目:三井住友カード ゴールド(NL)(年会費5,500円→年100万円利用で永年無料)→ 旅行関連の決済に集中・国内ラウンジ・旅行保険を確保
- 2枚目:リクルートカード(年会費無料・還元率1.2%)→ 日常のスーパー・コンビニ・じゃらん予約などに使いポイント還元で補完
- 合計年会費の目安:条件達成で実質0円。旅行保険・国内ラウンジ・ポイント還元を低コストで両立
旅行スタイル別・最終候補カード早見表

記事を読み終えた今、自分のスタイルに合うカードをすぐに確認できるよう、最終候補を一覧でまとめました。
- 国内旅行・コスパ重視:三井住友カード ゴールド(NL)
- 海外旅行・ラウンジ重視(年5回以内):楽天プレミアムカード
- 海外旅行・ラウンジ回数制限なし:セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
- 旅行保険の補償額を重視したい:JCBゴールド(最高1億円・利用付帯)
- ANAマイルを貯めたい:ANA VISAワイドゴールドカード
- JALマイルを貯めたい:JALカード CLUB-Aゴールド
- マイル×ホテルを両立したい:マリオットボンヴォイアメックスプレミアム
- マリオット系ホテルをよく使う:マリオットボンヴォイアメックスプレミアム
- ヒルトン系ホテルをよく使う:ヒルトン・オナーズ アメックスプレミアム
- 年会費無料で保険を確保したい:エポスカードまたはリクルートカード
- 学生で旅行保険を確保したい:エポスカードまたはJALカード navi(学生専用)
今のカードから乗り換えを検討するタイミングの目安
乗り換えを検討する状況は、いくつかの目安で判断できます。年会費に見合う特典を受け取れていない、マイル・ポイントが失効している、旅行保険の補償額が実際の旅行スタイルに合っていないと感じているなら、見直しのタイミングとして参考にしてください。
乗り換えを検討する主な目安:
- 年間の旅行回数が増えたのに、カードの特典が活用できていない
- 貯めたポイントやマイルの使い道が見つからず、失効させてしまった経験がある
- 海外旅行傷害保険が「利用付帯」のため、そのカードで旅費を決済する習慣がない
- 空港ラウンジを使いたいのに、現在のカードでは対象外か同伴者が有料になる
乗り換えのタイミングとして参考になるのは、現在のカードの年会費更新月の1〜2ヶ月前です。年会費を支払った直後に解約・乗り換えをすると、その年の費用が活用されにくくなるためです。
また、新しいカードの入会キャンペーン期間中に申し込むと、通常よりも多くのポイントやマイルを獲得できるケースがあります。公式サイトで現在のキャンペーン条件を確認したうえで申し込み時期を判断することをおすすめします。
旅行スタイル別おすすめカードと申し込みリンク一覧
自分の旅行スタイルに合うカードを以下の早見表で確認し、気になるカードの公式サイトから詳細をチェックしてください。
| 旅行スタイル | おすすめカード名 | 年会費目安 | 主な判断軸 |
|---|---|---|---|
| 海外旅行・マイル重視 | ANA VISAワイドゴールド/JAL CLUB-Aゴールド | 15,400〜17,600円 | 移行先航空会社・搭乗ボーナス |
| 海外旅行・ラウンジ重視 | 楽天プレミアムカード(年5回以内)/セゾンプラチナアメックス(回数制限なし) | 11,000〜33,000円 | 利用回数・同伴者条件 |
| 国内旅行・コスパ重視 | 三井住友カード ゴールド(NL) | 5,500円(条件付き永年無料) | 年間利用額・国内ラウンジ |
| ホテル重視(マリオット) | マリオットボンヴォイアメックスプレミアム | 82,500円 | マリオット系利用頻度・無料宿泊 |
| ホテル重視(ヒルトン) | ヒルトン・オナーズ アメックスプレミアム | 66,000円 | ヒルトン系利用頻度・年200万円利用でダイヤモンドステータス |
| 年会費無料・保険重視 | エポスカード/リクルートカード | 無料 | 利用付帯の条件・補償額 |
| 学生・旅行保険確保 | エポスカード/JALカード navi | 無料〜無料(学生期間中) | 18歳以上・申し込み設計 |
自分のスタイルが確認できたら、該当カードの公式サイトで年会費・特典内容・保険条件を最終確認してから申し込んでください。
キャンペーン条件は時期によって変わるため、公式サイトの最新情報を必ず確認することをおすすめします。
旅行好きのクレジットカードに関するよくある質問
旅行用のクレジットカードを選ぶ際には、枚数や年会費の費用対効果、保険の仕組みなど、判断に迷いやすいポイントが多くあります。ここでは、旅行好きの方からよく寄せられる疑問をまとめ、カード選びの整理に役立つ情報をお伝えします。旅行頻度やライフスタイルによって最適な選択肢は異なりますが、基本的な考え方を押さえることで、自分に合ったカードが見えやすくなります。ぜひ参考にしながら、自分のペースで検討してみてください。
今持っているカードを旅行用に切り替えるべきタイミングはいつですか?
現在のカードで得られているポイントや特典と、旅行特化カードで得られる内容を比較したとき、年間の旅行回数や旅行費用が一定水準を超えると、乗り換えによる差分がプラスになりやすくなります。
たとえば年に3回以上海外に行くなら楽天プレミアムカード(年会費11,000円)のプライオリティ・パスは年5回まで無料で利用でき、ANAをよく使うなら早めにANA VISAワイドゴールドへ切り替えることでボーナスマイルの積み上げが加速します。
旅行用クレジットカードは何枚持つのがベストですか?
たとえば「三井住友カード ゴールド(NL)+楽天プレミアムカード」の組み合わせでは、国内ラウンジ+プライオリティ・パス(年5回まで無料)の両方が比較的低コストで揃います。「ANA VISAワイドゴールド+マリオットボンヴォイアメックスプレミアム」であれば、マイルとホテルポイントを分業できます。
旅行頻度が年数回程度でも年会費有料カードは元が取れますか?
たとえば、JCBゴールド(年会費11,000円・初年度無料)は国内主要空港ラウンジ無料と最高1億円の旅行保険が付帯します。年に3〜4回旅行し、空港ラウンジを往復で使うだけでも一定の価値が生まれます。三井住友カード ゴールド(NL)は年100万円利用で翌年以降の年会費が永年無料になるため、旅行目的でなくても日常的に使えば実質コストをかけずに旅行特典が得られます。
旅行保険の自動付帯と利用付帯の違いは何ですか?
自動付帯の代表例は楽天プレミアムカード(海外旅行傷害保険 最高5,000万円・自動付帯)です。利用付帯でも、航空券をそのカードで購入するだけで保険が有効になるため、旅行前の支払い方法を意識するだけで大きな手間はありません。
旅行の頻度が高い方や、支払い方法を都度気にしたくない方には、自動付帯のカードを選ぶほうが補償の取りこぼしが起きにくく、安心して旅行に臨めます。
マリオットボンヴォイアメックスカードはどんな人に向いていますか?
毎年付与される無料宿泊特典(年間400万円利用が目安)を活用できれば、年会費82,500円分の価値を取り戻しやすい設計になっています。また、ANA・JALを含む40社以上のマイルに有効期限なしで交換できる点は、マイルとホテルポイントを1枚で両立したい方にとっての特徴です。
学生でも旅行特典が充実したクレジットカードは持てますか?
学生におすすめのカードとしては、エポスカード(年会費永年無料・海外旅行保険付帯・海外優待10,000店以上)、JALカード navi(学生専用)(在学中年会費無料・JALマイルが高還元)、ANA JCBカード(学生用)(年会費無料・ANA便でマイル積み上げ)などが代表例として挙げられます。
マイルとホテルポイント、どちらを貯めるほうがお得ですか?
飛行機の利用頻度が高く、長距離移動や海外旅行が多い方には、ANA VISAワイドゴールドやJAL CLUB-Aゴールドでマイルを貯める方向が向いています。一方、出張や旅行でホテルに泊まる機会が多い方は、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムやヒルトン・オナーズ アメックスプレミアムを選ぶとホテルステイのコストを抑えやすくなります。
どちらか迷う場合はマリオットボンヴォイアメックスプレミアムが「ホテルポイント×マイル交換」の橋渡しができる特性を持っており、両方を活用したい方に適しています。

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